世間で売れている・注目されているサプリメント

現在の日本で特に売れている、または急速に注目度が高まっているサプリメントは、消費者が具体的な「お悩み」や「生活習慣」の改善を求めている分野に集中しています。

1. ダイエット・生活習慣改善系(最も人気が高い分野)

糖質・脂質ケアサプリ:
ターミナリアベリリカ由来没食子酸(食後の血糖値や中性脂肪の上昇を抑える機能)を関与成分とするサプリが、ダイエット総市場で売上トップクラスになるなど、非常に人気です。

サラシアや難消化性デキストリンなど、食事の糖や脂肪の吸収を抑える機能性表示食品が定番です。

内臓脂肪・体脂肪対策:
葛の花由来イソフラボンやエラグ酸、ブラックジンジャーなど、お腹の脂肪やBMI改善をサポートする成分が人気を集めています。

オメガ3系脂肪酸:
EPA・DHAは、中性脂肪の低減や生活習慣対策として、幅広い世代に支持される定番です。

2. 腸活・免疫サポート系(健康の土台を支える分野)

乳酸菌・ビフィズス菌:
腸内環境を整え、免疫機能やメンタルヘルスにも影響を与えるという認識から、安定した需要があります。

特にヒト由来の乳酸菌や、次世代素材として酪酸菌やプレバイオティクス(善玉菌の餌となる成分)の注目度が高まっています。

3. メンタルヘルス・睡眠改善系(現代社会のニーズ)

GABA(ギャバ):
リラックス効果や睡眠の質の改善を訴求できる成分として、市場で最も勢いのある素材の一つです。

テアニン、ラフマエキス、グリシン:
ストレス社会の影響で、睡眠の質や心の健康をケアするサプリメントが急成長しています。美容効果との「掛け合わせ」を訴求する商品も増えています。

4. エイジングケア・美容系

NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド):
細胞レベルでの老化対策(抗老化)を支援するとして、高単価帯の製品として富裕層や中高年層を中心に依然として高い注目を集めています。

コラーゲンペプチド・プラセンタ:
美肌・美容ケアの定番成分ですが、吸収性を高めるための低分子化などの工夫がされた製品が人気です。

エクオール: 女性のホルモンバランスや更年期の悩みに対応するフェムケア(女性の健康をサポートするケア)分野で、需要が拡大しています。

5. その他の成長素材

ビタミンD:
免疫サポートや骨の健康維持で継続的に需要が高まっています。

ルテイン・ゼアキサンチン:
目の健康やブルーライト対策への関心から、特にデジタルデバイスをよく使う層に人気です。

現在のサプリメント選びは、単に「不足分を補う」という考え方から、「科学的根拠に基づき、自分の具体的なお悩みに特化して解決する」という方向へとシフトしているのが大きな特徴と言えるでしょう。

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