海外のセンシンレンについて

センシンレンは元々も海外で古くから使用されてきたハーブでして、日本よりもはるかにその歴史と認知度は高いです。
元々センシンレンが自生しているタイヤインドネシアなどの東南アジア地域、インドやパキスタン等の南アジア地域を中心に中国や北米・北欧地域なででは病気の治療薬や予防薬として使用されてきました。
ですので、我々日本人よりもはるかに馴染みのあるハーブで、日常的に使用されておりました。

実はそんなセンシンレンが今世界中で再注目されているのをご存じでしょうか。その大きな理由として2020年初頭から全世界的にて感染が爆発的に拡大した新型コロナウイルスがあげられます。
何故センシンレンが注目を浴びたかというと新型コロナウイルスのワクチンの開発に時間がかかったのと、先進国では国民にもワクチンが比較的早い段階で行き届いたのですが、途上国や貧しい国ではワクチンそのものを買えなかったり、国民に行き届かないという事態がおきました。

そこで例えば、「タイ」ではセンシンレン(タイ名でファータライジョン/ファータラーイジョーンなどと呼ばれています)の需要が高まり、コロナ対策としてセンシンレンを国民が求めた結果、2021年には品薄状態が続いているという報道が日本にも伝わりました。
これは新型コロナウイルスのワクチンがタイ国民に行き渡らないことを不安に思ったタイ国民が元々病気の予防や治療薬として利用していたセンシンレンを買い求めた事が原因と言われております。

そこでタイの産業界では工場などの集団感染の発生防止にセンシンレンの種子を配布し、栽培を拡大すると共に、センシンレンを用いたサプリメントや健康食品を新たに商品化するという動きがとられました。
このセンシンレンの品薄状態に伴い一部の地域ではセンシンレンが品薄になり、価格が大幅に上昇し、入手するのが困難な状況になりました。
そこで先ほど紹介したとおり産業界がセンシンレンの種子を10万粒無料配布し、各工場の敷地内で栽培することを推奨するという動きになりました。センシンレンは約120日で収穫が可能となるため、ワクチン接種の代替機能としてタイ国民に期待されています。
またミャンマーでは軍政のトップがセンシンレンから抽出した成分で国産のワクチンを開発するように指示を出したとも言われており、東南アジア地域ではコロナ禍においてもセンシンレンが再び注目される事なりました。

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