免疫力とがん予防②

癌になったかたやがんの治療を行っている人の多くが免疫力が低下しております。
それは先のページでも触れておりますが「抗がん剤」・「放射線治療」等では癌細胞だけでなく、元気な細胞にも影響を与えてしまうからです。

そこで落ちた免疫力を回復させるには「食事療法」「適度な運動」「規則正しい生活」というのが大切になりますが、 癌になった人に適度な運動を強いるのは肉体的な問題だけでなく精神的にも難しい事ですので、やはり食事というのが大切なのと、比較的早く効果が出ます。

では癌になった人が摂取したほうがいい食べ物(食材)とはどういったものがいいのでしょうか。
癌になったかたには「抗酸化作用が高くリンパ球の働きを活性化してくれる成分を含んだ食材」を積極的に摂取する事をお勧めします。
もう少し具体的に説明すると下記の成分が効果的なのです。

<効果がある成分>
1.ポリフェノール
2.アリシン
3.イソチオシアネート
4.スルフォラファン

ではこれらの成分はどういった食材に入っているのでしょうか。
まず「ポリフェノール」はトマトやブドウ、春菊等に多く含まれています。「アリシン」はにんにく・玉葱・ネギ・にらなどに多く含まれており、「イソチオシアネート」はブロッコリーやキャベツ、大根等に多く含まれています。
「スルフォラファン」についてはブロッコリースプラウトやカイワレ大根、ブロッコリー等に多く含まれています。
もちろんこの4つの成分以外にも鯵や鯖・鰯等の青魚には免疫の要の白血球を生成する「タンパク質」が多く含まれています。またDHAやEPA等血液をサラサラにする不飽和脂肪酸も含まれています。
タンパク質については肉類にもありますが、資質を摂取しすぎる可能性があるので、注意してください。

逆に癌患者にとって免疫を下げてしまうような食材はなるべく摂取しないように心がける事も大切になります。
特に資質は免疫力を低下させてしまう可能性が高いので、コーン油やサラダ油、あるいはスナック菓子なんかも極力避けてください。
また不規則な時間帯での間食も極力控えて下さい。

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